講座の内容・ねらい

「家族療法」とは、単に家族との面接のことを指しているのではありません。「家族療法」を学ぶということは、複数名との面談の仕方の工夫を示す「技術的側面」と、個人の「心」だけを見るのではなく、その人をめぐる「関係性」を見ていくという考え方である「理論的側面」の２つの側面を、カウンセラーとして取り入れることです。個人カウンセリングとは違う「振る舞い方」「ものの見方」を学ぶと言っても良いでしょう。その「家族療法」２つの面を講義と実習を通して学んでいきます。個人面接にとどまらず、幅広い組織的な支援のスキルを体得したい方にもお薦めです。



（著書）
ナースの心がらくになる！すぐやるストレス解消術（学研メディカル秀潤社）
DVDBOOK臨床での家族支援１－ベッドサイドでの関係づくり（家族看護実践センター編著、日本看護協会出版会）
DVDBOOK臨床での家族支援2-個人面接の関係づくり（家族看護実践センター編著、日本看護協会出版会）
はじめようフットケア第3版　西田壽代（監修、日本看護協会出版会）
現実に介入しつつ心に関わる（展開編）田蔦誠一郎（金剛出版）
こころを晴らす５５のヒント－臨床心理学者が考える悩み解消・ストレス対処・気分転換」竹田伸也ら著（遠見書房）
（略歴）
1979年大阪生まれ。大学院終了後は秋田県の長信田の森心療クリニックにて、主に不登校・引きこもりの若者たちと関わる。2007年より、いわき明星大学心理相談センター専任カウンセラーとして心理臨床経験をもち、現在にいたる。