講座の内容・ねらい

皆さんは、すでに様々な理論や技法を学び、様々な経験を積んでこられたことと思います。理論や技法を学べば学ぶほど、経験を積めば積むほど、「カウンセリングにとって一体何が大切なのか」についての考え方が徐々に変わってきている、あるいはますます確信するようになってきているのを自覚されておられる方も多いはずです。そこが変わると（あるいは深まると）、私たちの在り方や動きが変わってくるからです。そんな私たちであればこそ、学び始めた頃に教わった言葉に新しい意味が付与されて、今になって改めて新鮮に響いてきたりもします。今回は、「カウンセリングの原点を思い起こす」というテーマで、私自身を「カウンセリング」の中心へと誘ってくれた言葉や考え方をご紹介しながら、受講者の皆さんとも共有し、カウンセラーとしての原点を思い起こす良い機会にしていただきたいと思います。

【略歴】
1952年大阪生まれ。東京教育大学、筑波大学大学院を経て、定時制の看護学校・夜間の保育専門学校・龍谷大学・大阪教育大学などで非常勤講師を経験。2001年から2010年3月まで千葉商科大学学生相談室カウンセラー。また2001年から2012年まで千葉いのちの電話理事。2017年から龍谷大学短期大学部非常勤講師としてお世話になり、2022年3月で定年を迎えました。



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