入門
開講中止
2024年4月09日(火)より受付開始
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「高次脳機能障害」という症状をお聞きになったことはありますでしょうか。
医療・介護・福祉分野で働かれている方は耳にされたことがあるかもしれません。
一方で,「自閉症スペクトラム症(ASD)」「境界知能」「認知症」などと比較すると,患者数は多くはありません。あくまで推定数ではありますが,全国では25〜50万人,18〜64歳では約7万人とされています(中島八十一:高次脳機能障害の現状と診断基準(中島八十一,寺島 彰,編).初版,医学書院, 東京,2006,pp.1−20)。
脳卒中(脳血管障害)と聞くと,より聞き慣れた言葉ではないでしょうか。脳卒中は主に,脳の血管に血栓や血液が詰まって生じる脳梗塞,脳の血管の損傷で出血を伴う脳出血があります。これらに加えて,交通事故などによって頭部を損傷することで,脳に何らかの損傷が生じると,身体の運動麻痺だけでなく,それまで培った認知的な能力(注意力・記憶力・言語能力・計画能力・判断力など)の低下に見舞われることがあります。この認知機能の低下のことを「高次脳機能障害」と言います。
「高次脳機能障害」は認知症と異なり,中核症状に「記憶障害」があるとは限らず,損傷した領域によって症状が千差万別であること,元々のパーソナリティの影響も受けやすいことから,支援者はもちろんのこと,当事者自身が自分の状態を理解することをとても苦慮されます。
当講座では,高次脳機能障害の病態の基礎から関わり方,生活の工夫,制度活用について,支援に必要な知識を講義と事例を通して学んでいきます。カウンセラーとしてはもちろんのこと,職場の上司・同僚・部下として,家族として,当事者への支援に本講座での学びが役立つことでしょう。また,当事者だけでなく,当事者を取り巻く職場や家族への支援も可能となるでしょう。
私は,この講座を通して,少しでも「高次脳機能障害」について理解を深められる方が増え,地域におけるサポーターとなって頂けることを願っております。入門ということで,症状はなるべく日常生活に即したご説明をできればと考えておりますので,お気軽にご参加頂けますと幸いです。
この機会に脳の症状についてさらに深く学び,どのような関わり方が支援に役立つのかを知り,カウンセラーとしてのスキルアップを目指しましょう。
◆ハイブリッド【A-104】(オンライン)もぜひご覧ください
👉https://www.counselor-tokyo.jp/course/20240713a-104"
【略歴】
2007年 東京都立保健科学大学(現東京都立大学)卒
2007年-2014年 永生病院リハビリテーション部/永生クリニック リハビリテーション科
2014年 帝京平成大学 健康メディカル学部 作業療法学科 助教
2022年- 現職
2012年 首都大学東京(現東京都立大学)、博士前期課程修了(作業療法学修士)
2022年 東京都立大学 博士後期課程単位満期後退学
2022年 認定作業療法士
【高次脳機能障害に関連する業績】
・作業療法臨地実習ルートマップ(Ⅱ章 脳血管障害と高次脳機能障害),株式会社メジカルビュー社,2019.執筆
・平成31年度 障害者就労支援ネットワーク・としま会議 講演会 講師「高次脳機能障害とともに働く〜支援と予防〜」(2019年10月17日)
・令和元年度東京ジョブコーチ能力向上研修 講師「高次脳機能障害者の方に対する支援〜作業療法士の視点〜」(2020年2月20日)
・所属大学における講義 作業療法治療学Ⅴ・同演習Ⅴ(高次脳),機能障害作業療法治療学実習 2014年から現在"
◆他講座の紹介もぜひご覧ください
👉YouTubeチャンネル
中本 久之
(帝京平成大学 健康メディカル学部 作業療法学科講師)
《 全1回 》
B-104
20 名 (定員になり次第締切)
代々木教室(集合)
《会員》6,000円
(消費税込)
会員かつ産業カウンセラー有資格者
2024年4月09日(火) 〜 2024年6月27日(木) 定員になり次第締切
(1)講座を選ぶ → (2)講座の空き状況を確認 → (3)お申込み → (4)費用を入金 (5)開講日1~2週間前にメールで開講通知を受け取る。
2024年6月29日(土) ※この日以降の返金いたしません。
本講座はみなし資格登録更新研修です。
3 ポイント
◆Web申込方法を動画でご覧いただけます。
※再生ボタンをクリック後、右下の四角マークをクリックすると全画面でご覧いただけます。
一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部
TEL 03-6434-9130(代) FAX 03-5772-3053
mail:tyo-kenshu@counselor.or.jp 受付時間:平日09:00-17:00