講座の内容・ねらい

一見するとハラスメントに当たらないと思われるような些細な言動でも、「私にとっては苦痛だから止めさせて欲しい」とハラスメント通報があった場合、企業側はどのように対処したらよいでしょうか？
また、セクハラ被害に遭ってもNOと言えず愛想笑いで誤魔化した場合、加害者や企業に対して、法的責任を追及できるのでしょうか？
この講座では、ハラスメントに該当するかどうか判断に悩むケースや、加害者側の様々な弁明を題材として、グループディスカッションを実施します。
ハラスメントの事実認定の方法、慰謝料の考え方などの「法的責任論」だけではなく、たとえ法的責任を負わないとしても、社会の一員としてハラスメントに対してどのように向き合うべきかという「社会的責任論」についても検討します。

【備考】
この講座は、「パワハラ3要素・６類型」などハラスメントに関する基本知識は認識済であることを前提としており、応用的かつ実践的な内容が中心となります。ハラスメントについて深く学びたい方や、カウンセラーとしての倫理観を高めたい方は、ぜひお申し込みください。

【参考図書】
裁判事例で学ぶ対人援助職が知っておきたい法律－弁護士にリファーした後に起きること（2022年、誠信書房）

【略歴】
京都大学大学院農学研究科修了、日本たばこ産業中央研究所勤務を経て、一橋大学法科大学院修了、2011年から弁護士登録。現在、家事事件、労働事件、医療事件などを中心に活動中（中野すずらん法律事務所）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＊学びを継続いただけるよう2講座をセットにいたしました。講座料金が1割引きになっていますので、ご活用ください。
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（ハラスメント・メンタルヘルス）
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