広報部
11月25日(木)の 10:00~12:00、講師に福多唯先生をお迎えして、秋の子育てスクエアを開催しました。オンラインでの無料開催で10名の方が参加されました。
「唯さんと呼んでください」言う講師の福多唯さんは石川県の金沢から、受講者の皆さんは自宅からの参加です。赤ちゃんを寝かしつけながらのお母さんもいらっしゃいました。
子育てスクエアでは、ビデオオフOK。授乳やオムツ替えも自由にしていただけるスタイルの講座です。
この日は、TOCfE(Theory of Constraints for Education/教育のためのTOC)のツール「クラウド」の基本的な説明を受け、数回にわたり、個人とグループでのワークを行いました。
クラウドとは、対立の状況を分析し、対立を解消できるWin-Winな方法を見つけるための方法です。
「クリティカル・シンキング」というと、バリバリ働くビジネスシーンで使うものなのでは…というイメージでしたが、唯さんは「今の自分の望みや、今ある選択肢を整理して、自分も相手も幸せになるために使える身近なものです」とにっこり。
個人のワークでは「夕食に何を作る?」「お菓子を食べたいけど我慢するべきか」など、日々の暮らしの中で次から次へと生まれてくる小さな悩みや考えごとを題材に、人の欲求や思いを《ゴール・要望・手段》の3つに分けて考える練習をしました。
短時間のワークでは扱いきれないような、深く大きな悩みを持つ受講者からの「クリティカル・シンキングを使うには…?」という質問に、
唯さんは「深い理解、心の尊重、納得できる合意形成のためにクラウドを使うぞ!と、ゴールを忘れずにいればオッケーです」と答えました。
夫婦間の話し合いなど、立場が違うからこそ意見が違うときにも、
「目指せる共通ゴールを見つけられたら、お互いが幸せでいられる方法も見つかるかもしれません。そのためにこの方法を使ってもらえたら」
との唯さんの言葉に、受講者も深くうなずいていました。
<受講者の声> ・なかなか考えがまとまらず、育休中に考えることが少なくなっていることを実感しました。NLP(※1)にも似た手法があるので合わせ技にしたいと思いました。 ・今日からでも具体的に取り組める内容だったので、実践的でよかったです。 ・書き出すことで自分の考えを整理でき、思いに気づくこともできました。視野が広がった感じがして、嬉しかったです。 ・考え方が単調になりやすいのを自覚していますが、今回方法を教えていただき、実践していきたいと思います。産業カウンセラーの勉強はあまりできてないのですが、このように子育てと絡めていただけると、また勉強をしなくては…とよいきっかけになります。 ※1 Neuro Linguistic Programming/神経言語プログラミング |
今後も子育てスクエアの開催を予定しています。ぜひご参加ください!