2017年3月、政府は病気を抱えながら働く人たちが活躍できる環境の整備のため、
「働き方改革実行計画」をまとめました。
この計画に基づき、今月から厚生労働省は
病気の治療を行いながら働く人の
支援のあり方について検討する専門チームを
各都道府県の労働局で立ち上げています。
病気の治療と仕事の両立に対する支援は、
地方自治体・医療機関・各種団体等、関係する機関等が、
それぞれの立場で推進し、相互協力体制を構築することが効果的と考えられています。
また、病気を抱えながら働く人の身近な相談先が不足していることから、
相談窓口などの増加・充実も図っていく必要があります。
日本産業カウンセラー協会東京支部は、
・東京地域両立支援推進チーム
・山梨地域両立支援推進チーム
の構成メンバーとしてこの取り組みに参加することになりました。
今後、定期的な会議に参加しながら、
情報共有や連携を図っていきます。
当支部では社会貢献という枠組みの中で、
がん治療と仕事の両立を支援できる人材の育成を目的とした、
「職場における『がん治療と仕事の両立』支援スキルアップセミナー」
を昨年度から開講しています。
今年度立ち上げた社会貢献事業部では、
本講座を運営する組織を設置し、
両立支援に向けた人材育成を目指します。
今後も多面的に働く人のメンタルヘルス支援に積極的に取り組んでいきます。
引き続き、会員の皆さま、関連組織の皆さま、
お力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。