講座の内容・ねらい

職場のハラスメントが社会的に問題視されるなか、法律も改正され、組織的な取り組みの強化が求められています。2011年の労災認定基準の見直しにより、近年、精神障害におけるセクハラ・パワハラの労災請求・支給決定件数は増加傾向にあり、民事上の個別労働紛争相談件数においては、2012年以降、パワハラが一位という状態が続いており、労働問題といえば、パワハラを指す状況になってきました。
ひとたびハラスメント問題が起こると、企業は様々なリスクにさらされ、迅速かつ慎重な対応を迫られるため、予防的対応と適切な事後措置体制の構築が重要課題となります。
産業カウンセラーやカウンセラーマインドのある学習者は、被害者に寄り添い、秘密を守れる安心感から、ハラスメント相談の一次窓口になることが多く、ハラスメント支援者としての期待が寄せられています。

本講座では、実践経験豊富な講師から、産業カウンセラーまたは次期取得者として知っておきたいセクハラ・パワハラの基本的な内容を講義とグループ討議を通して理解を深めていただきます。