講座の内容・ねらい

職場のメンタルヘルス対策は重要としながらも、その取り組みはまだ不十分な事業所が多いのが実態です。その理由には、自社の取り組みとして実施する必要性の認識不足、十分な知識を持った人材がいない、取り組み方法がわからない、予算がない等様々です。一方で産業カウンセラーとして職場でメンタルヘルス活動を実践したい、企業内で相談窓口を設置しカウンセラーによる相談を行いたいがどう推進すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。組織のニーズに応え、働く人々を支援したいという希望を実現するためにこの講座では、ゼロから始める職場のメンタルヘルスケアの仕組み作りを講師と模索していく半日ガイダンス講座です。
企業内でメンタルヘルスケアを推進する専門チームを実際に立ち上げた講師を招き、立ち上げから現在の活動までの過程や失敗から学んだ事等をご紹介しながら、各職場の現状や問題を把握し、課題の解決に向けて適切な目標を設定・活動を展開していく手掛かりを見つけることを目的としています。
ストレスチェック義務化に伴い、補足的面談の実施や職場環境改善の措置に関する意見や助言をする等産業カウンセラーがその知識やスキル・能力を発揮できる場も変化していくことが予想されます。新たな目標や視点をもって一緒にメンタルヘルス活動を創造していきましょう。